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絵本の世界を見て、聞いて、遊べるイベント「NTT西日本スペシャル おいでよ!絵本ミュージアム2021」が、福岡市博多区の福岡アジア美術館で開かれています。会場に入ると、読んだことのある絵本のキャラクターがいたり、わくわくする仕掛けがいっぱい。少しご紹介します。
ゆきだるまパン、たぬきパン、とんかちパン-。「からすのパンやさん」に出てくるパンの模型が並んでいます。おもしろい形に茶色の焼き目。焼きたてのいい香りが漂ってきそう。
昔から人気の「わたしのワンピース」「ぐりとぐら」などのコーナーもあります。プロデューサーの高宮由美子さんは「多くの人が不安を抱える今、大人も絵本に親しんでほしい」と、懐かしい名作を中心に展示を企画したそうです。
2007年から続く夏休み恒例の人気イベントですが、昨年は新型コロナウイルスのためにオンライン開催でした。会場には、学校の図書室にも負けない約千冊の絵本もあります。
(文・福田直正、写真・納富猛)
パン、野菜、天ぷら…ずらり
有名な「からすのパンやさん」は、カラスの子どもたちの話を聞いてパン屋さんがいろんなパンを作るお話。続編があるって知っていますか? 続編では、八百屋さんや天ぷら店が登場します。会場では、パンのほか、野菜、天ぷらなどの模型が飾られています。
「からすのパンやさん」
おうちの人が読み聞かせ
会場にある絵本は、自由に手に取って読めます。昔から読み継がれている名作から、あまり知られていない海外の作品までその数は約千冊。じっくり読めるようにいすやソファが置かれています。読み聞かせする親子の姿も見られました。
「読み聞かせ」
柄が変わるワンピース
お花畑では花柄になり、雨が降ると水玉に模様が変わる不思議なワンピースのお話「わたしのワンピース」。会場には、ウサギのパネルが置かれ、ワンピースの柄が次々と変わる仕掛けがあります。顔をはめて、パシャリ!
「わたしのワンピース」
ぐりとぐらとパシャリ
お料理することと、食べることが大好きな2匹のネズミが主人公の絵本「ぐりとぐら」のコーナー。パネルの後ろで写真を撮ると、まるで自分も車に乗っているみたい。たくさんの家族が記念写真を撮っていました。
「ぐりとぐら」
走った跡浮かぶ仕掛け
韓国の絵本作家による「せん」は、女の子がスケートするお話。言葉は書かれていませんが、スケート跡の線がいろいろ想像をかき立てます。会場では、スケートリンクのような床の上を走ると、線が映し出されて楽器の音が聞こえる体験コーナーがあります。
「せん」
ロボットと話せる!?
「うんうん、絵本楽しいよね」「ぐりとぐらの服は何色?」-。ロボットSotaが、かわいらしい声で話しかけてきます。タッチパネルなどを使って、Sotaと展示絵本についてお話しできます。
「ロボット」
開催メモ NTT西日本スペシャル おいでよ!絵本ミュージアム2021 8月22日までの午前9時半~午後5時半、福岡市博多区下川端町の福岡アジア美術館。西日本新聞社など主催。一般1200円、高大生千円、小中生600円、未就学児無料。チケットはARTNEオンラインなどから購入(完売していない場合は窓口購入可)。同美術館=092(263)1100。
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July 21, 2021 at 04:00AM
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遊び心いっぱい「絵本ミュージアム」 福岡アジア美術館で開催中 - 西日本新聞
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