内閣改造で入閣した高市早苗経済安全保障担当相は15日までに、岸田文雄首相から経済安保担当相就任を打診された際、小林鷹之氏の留任を求めたとツイッターで明らかにした。2001年に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と関係がある月刊誌で政治家らと対談したことも岸田氏に伝えたが、入閣に変更がなかったとし「今もつらい気持ちでいっぱいです」と投稿した。

15日の閣議後記者会見で真意を問われた高市氏は、小林氏を「大変な努力をされ、(経済安保担当相を)立派に務めた」と評価。小林氏が留任するなら「(自身は)入閣しなくていいという意味だった」と説明した。

高市氏は故安倍晋三元首相と生前に話した際、「岸田さんから頼まれたことは絶対に断っては駄目だ」と言われたエピソードも披露した。(共同)