金沢市の兼六園で十四日、毎年恒例のウメの収穫作業があった。みずみずしい緑に包まれた梅林で、庭師や作業員が約八百五十キロを収穫。青く丸々とした実をプチッと手でもぎ、次々とバケツに入れた。
ポコポコポコ。静かな園内には、実がバケツの底を打つ小気味良い音が響いた。大きなかごいっぱいに実が集められると、辺りはウメの香りで満ちた。
広さ三千平方メートルほどの梅林は一九六九年に整備され、約二十種類二百本が植えられている。実を付けるのは主に「白加賀」と呼ばれる品種という。
収穫した実は、県内の特別支援学校や福祉施設など八十九施設に配り、ジャムや梅ジュースの材料に使ってもらう。実の贈呈は七九年から毎年続けている。
金沢城・兼六園管理事務所の押野朗所長は「今年も無事この日を迎えられてよかった」とほほ笑んだ。
兼六園を訪れた金沢市の勝田幹子さん(69)は「私も昨日梅酒を漬けたところ。ここの実もおいしいウメになっているといいですね」と話し、手際よく進む収穫作業を見物していた。(戎野文菜)
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June 15, 2022 at 03:05AM
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【石川】ウメ丸々 かごいっぱい 兼六園で収穫作業 - 中日新聞
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