相続後にとりあえずそのまま置いておく空き家の処理が社会的な課題となっている。それはわが家にもあった。記者(37)の父(73)の実家は新潟県柏崎市の海沿いにある。祖父母が亡くなった後、約二十年、空き家だった家の処分に娘の私が動くことになった。
(奥野斐)
親切な助言
「柏崎の家をどうにかしなきゃ…」。昨年八月、帰省の際の父の一言が始まりだった。父は体調を崩し、空き家の処分を考えていた。六十キロ離れた県内の自宅から定期的に風通しに通っていたとはいえ、長期間“放置”状態。父に任せていたらいつ片付くか分からない。了解を得て、柏崎市の担当課に電話した。
対応してくれたのは市建築住宅課の山本康太さん(37)。解体を考えていることを伝えると、市が協定を結ぶ柏崎建設業協同組合を紹介してくれた。「空き家の処分で連絡してきてくれる人はほとんどいないですよ」と山本さん。専門家を招いた市の無料相談会もあると情報をくれた。
父は一昨年、この相談会に参加していた。建設業協同組合に連絡すると、相談会で父と話をした副理事長の中澤哲郎さんが覚えていてくれ、やりとりすることになった。家は築五十年以上たち、住める状態ではな...
中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。
※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。
関連キーワード
June 04, 2021 at 02:00PM
https://ift.tt/3fLrWFX
空き家処分、ハードルいっぱい 本紙記者が体験ルポ - 中日新聞
https://ift.tt/2TSYymT
Mesir News Info
Israel News info
Taiwan News Info
Vietnam News and Info
Japan News and Info Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "空き家処分、ハードルいっぱい 本紙記者が体験ルポ - 中日新聞"
Post a Comment