カーリングの日本選手権は男子の決勝が行われ、コンサドーレが勝って大会３連覇を達成し、来年の北京オリンピックに日本代表として出場する権利を得ました。
来年の北京オリンピック出場につながるカーリングの日本選手権は、稚内市で行われ、１４日の男子の決勝は今大会の対戦成績が１勝１敗の▼大会２連覇中のコンサドーレと▼高校生チームの常呂ジュニアが対戦しました。
試合は、去年行われたユースオリンピック男女混合で銀メダルを獲得したスキップの前田拓海選手を中心に攻撃的な戦術を得意とする常呂ジュニアに対して、司令塔の松村雄太選手を擁し、戦術の引き出しの多さを武器に堅実なプレーで勝ち進んできたコンサドーレがどう戦っていくのかが注目されました。
試合は、コンサドーレが１点を追う第２エンドで松村選手が円の最も中心にあった相手のストーンを正確なショットではじき出し２点を取って逆転に成功したほか、第４エンドにも２点を追加しました。
コンサドーレは１点リードの第７エンドに３点を奪われて逆転されますが、続く第８エンドで、サードの清水徹郎選手が相手のストーンを３つはじき出すトリプルテイクアウトで流れをつくり、最後は松村選手が相手のストーンをはじき出して３点を取り返し、ふたたび逆転しました。
コンサドーレはそのまま逃げ切り、９対７で勝って大会３連覇を達成し、来年の北京オリンピックに日本代表として出場する権利を得ました。
コンサドーレはことし４月にカナダで行われる世界選手権で６位以内に入って日本の北京オリンピックの出場枠を獲得した場合、オリンピック代表に内定します。
【コンサドーレ松村雄太選手は】
３連覇を果たし、大会ＭＶＰも獲得したコンサドーレの松村雄太選手は「第９エンドのラストショットは最後に僕が決めれば勝つシチュエーションをチームメートのみんなが作ってくれた。相手の常呂ジュニアは本当に強くて、戦っていていっぱいいっぱいでした」と笑顔で話していました。
そのうえで「苦しいときもチーム全員で耐えれるようになったことが、このチームが強くなった要因だと思う。今度は世界選手権に向けてまた１つずつ着実に進んでいき、オリンピックに出場できるように頑張りたい」と話していました。
February 14, 2021 at 12:36PM
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