花々告げる春の足音バレンタイン♡いっぱい砺波 - 中日新聞

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花いっぱいのハート形写真コーナー＝砺波市の県花総合センターで

　早春を彩る花まつりが十二日、県花総合センター（砺波市高道）で始まった。バレンタインデーに男性から女性に花を贈る「フラワーバレンタイン」をテーマに、プリムラやチューリップ、シンビジウムなど早春の草花八十品種、三千九百株を展示した。十四日まで。

　赤やピンクの明るい色の花を中心に並べ、ハート形のオブジェやプレゼント風の花壇で装飾。担当者は「外は雪で一面白だが、花の色からも春を感じてほしい」と話す。

　プリムラやデージーが植えられたハート形花壇を前にハート形の花枠で写真を撮るコーナーもあり、訪れた近くの庄下保育所の園児たちがポーズをとった。

　別の部屋では、温室で早く開花させた約百六十品種、五百株のスイセンも展示。入場無料。　（松村裕子）

クリスマスローズで受験合格？

　受験生への贈り物として注目されるクリスマスローズの出荷が砺波市東保の松浦園芸で最盛期を迎えた。

　クリスマスローズの名は、クリスマスのころにバラのような花を咲かせることに由来するが、バラ科ではなくキンポウゲ科の多年草。花びらのようながくが５枚あるため「合格」に通じ、がくは花びらと違って落ちにくいため「学が落ちない」として、受験生の縁起物になっている。

　松浦園芸のハウスには、一昨年に種をまいて育てた、形も色もさまざまなクリスマスローズがずらり。３月までに２０品種、６０００株を、関東、中京方面に出荷する。松浦耕平代表（３８）は受験生へ「切羽詰まったときも花を見て落ち着いて」と話した。

　　（松村裕子）