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梨の花いっぱいの街道へ - 読売新聞

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 近畿屈指の梨の名産地・大阿太おおあだ高原のある大淀町の町道沿い約500メートルに、住民グループのメンバーやボランティアらが、並木として観賞用の梨の苗木30本を植えた。今後も住民らの手で植樹を続け、純白の花が咲き誇る約10年後を目指して、「あちこちに梨の花の街道を誕生させたい」と意気込む。(中井将一郎)

 桜や梅と同じバラ科の梨は、春になると桜に似た5弁の真っ白い花を咲かせる。町の花に指定されているが、果実栽培のためには大半の花を摘み取る必要があり、梨の花が注目される機会はあまりなく、秋の収穫期以外に大阿太高原を訪れる人も少ない。

 住民グループは、地元梨農家の中元悦子さん(69)が代表を務める「梨の花プロジェクト委員会」。2014年、メンバーで元小学校長の春名久雄さん(68)が、海外に梨の花の街道があると知り、大淀でも花をアピールしようと会を結成。梨園で花を楽しむツアーなどを企画した。16年春、梨園1ヘクタールが手放されそうだと聞きつけ、共同で購入。「RIKAEN(リカエン)」と名付けて、春には梨の花見やライトアップ、秋には梨狩りが楽しめるよう、手入れして開放している。

 同時に、町内のあちこちで花が楽しめるようになればと、花の観賞用品種「マメナシ」の苗木を育ててきた。2年前には県の事業で国道370号沿いに約80本の植樹が実現した。

 今回は、初めてグループが主催して植樹することに。町民や町外のボランティアらが呼びかけに応じ、21日、約30人が集まった。スコップなどを手に、高さ2・5メートルの苗木を、町道沿いの植え込みに15メートル間隔で植えていった。

 町道は大阿太高原を貫き、町役場や国道と、病院や五條市方面とを結ぶ幹線で、中元さんは「花が咲くようになれば、町の花として認知され、みんなの財産になる」と期待。春名さんは「コツコツと植えていき、10年後には梨の花の町としても有名にしたい」と意気込んだ。

 リカエンでは今春も、梨の花をライトアップする「梨あかり」を4月7~18日に開催予定。

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February 27, 2021 at 03:00AM
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