能登の恵みいっぱいチョコ発売七尾の菓子店バレンタイン控え - 中日新聞

ippai.prelol.com

地元食材を使ったチョコレートで能登の豊かな文化を伝えたいと語る越栄亮弥さん＝七尾市相生町で

　バレンタインデーに合わせ、七尾市相生町に先月開店した洋菓子店「パティスリーアメリ」は四日、能登島産のイチゴや能登町のブルーベリーなど能登地方の食材を使ったチョコレート「能登セレクション」を発売する。ショコラティエ（チョコレート菓子職人）の越栄（こしえ）亮弥さん（２８）は「老若男女問わず誰でも楽しめる」と呼び掛ける。

　味は五種類。奥能登伝統の「揚げ浜式製塩」とキャラメルを組み合わせたものや、ユズのみずみずしさを生かしたホワイトチョコなどが食欲をそそる。越栄さんは「能登の素晴らしい素材を味わってほしい。プロでも驚く味」と胸を張る。

　越栄さんらは昨夏、七尾市の能登島などに足を運び山イチゴやクワの実などを自ら収穫。珠洲市では伝統の揚げ浜式製塩も体験した。越栄さんは「作って売るだけでなく、伝統を受け継ぐ人たちのストーリーや能登の豊かな文化も届けたい」と語る。

　一箱税込み二千百六十円。販売は十一日までの予定。原料に限りがあり、八十〜九十箱の限定販売。予約は受け付けない。不定休。（問）同店０７６７（５３）０４１７（稲垣達成）