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[おまかせ菜園フクダ流]ブドウがいっぱい 雨よけの棚が大活躍 - 日本農業新聞

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 セイコー農園が始まった2020年の春、埼玉県日高市の私の農園で、前年のブドウ「ヒムロッドシードレス」の剪定(せんてい)枝を土室に保存していたものを、12センチポットに土を入れて挿し木しました。ブドウは容易に挿し木で増やせます。

 私のブルーベリー園で、休憩所と作業場を兼ねた雨よけブドウ棚が真夏の炎天下でも大いに役に立っていたので、セイコー農園の計画にも同じものを再現しようと高さ2メートルの雨よけの棚を準備していました。

 5月下旬、発根したブドウの苗をセイコー農園の雨よけ休憩所に植えました。ブドウは根付き伸び始めましたが、その年には全体に茂るまでには伸びないので、棚には日よけを兼ねて大ヒョウタンを茂らせました。ヒョウタンでも十分な日陰ができ、たくさんのヒョウタンがなりました。

 ブドウは1年で棚の高さ2メートルまで伸びました。2年目も日陰になるまでは伸びないと思い、ニガウリやエアーポテトを茂らせていましたが、ブドウも幅3メートル、長さ9メートルの棚全体まで順調に枝が伸び、秋には普通に剪定するまでになりました。

 そして今年、植えて2年目の春、伸び始めた新梢(しんしょう)にはたくさんのつぼみが見えてきました。そこで農大の果樹コースに在籍中の浅井ちゃんの出番が来ました。伸びる新梢の誘引作業です。数十センチに伸びた上に向かった結果枝を棚の位置に整えるのですが、うっかりすると新梢の基部からポキッと折れやすいのです。彼女は丁寧に捻枝(ねんし)をしながら花房が下になるように誘引してくれました。これは大事な作業で後々役に立ちます。

 やがて開花結実した5月21日、ジベレリン処理をしました。目的は果粒肥大です。ヒムロッドはやや小粒のブドウがなりますが、その果実がジベ処理で一回り大きくなります。ポリのコップにジベレリン100ppm溶液を入れて、その中に5秒間ブドウの房を浸す作業をしました。花房が棚の下まで下ろしてあったので、作業の効率が良くなりました。今年初なりですが、なっていた数は133房でした。予想をはるかに上回る数でした。

 6月上旬、今度は袋がけをしました。袋をかけると鳥や虫や病気からブドウの果実が保護されてきれいなものが収穫できます。袋の材質は紙が一般的なのですが、ちょっと高価な中が見える微孔がたくさん開いた通気性の良いポリ袋を購入し、100枚かけました。葉が茂って日陰ができた休憩所は計画通りになりました。見上げると日に日にブドウの成長が見られます。

(愛菜家・福田俊)

動画が正しい表示でご覧になれない場合は下記をクリックしてください。
https://www.youtube.com/watch?v=adLiiMAUBH8

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July 03, 2022 at 03:02AM
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