新型コロナの「第7波」に入り、首都圏の発熱外来の診療が
◆発熱外来患者は1週間前の3倍
埼玉県三芳町の「ふじみの救急病院」では11日、発熱外来に約770人が訪れ、そのうち約300人が新型コロナ検査で陽性だった。陽性率は39%。
感染者は20〜40代が中心だ。「第6波の時よりも、患者の発熱、
ふじみの救急病院の入院患者は13日時点で21人。2人は重症で、そのうち70代の男性はワクチンの3回接種を済ませていた。コロナ病床は38床あるが、半分の19床はプレハブで、「夏は暑く、あまり使いたくない」という。
鹿野院長は「既に対応はいっぱい、いっぱい。人手が足りない」。コロナ以外の患者の受け入れも難しくなっている。第6波ピーク時、職員は約200人いたが、PCR検査の診療報酬引き下げや、重症病床削減による補助金の目減りに伴い、現在は約130人の体制に縮小している。「今回は第6波ほどの力では戦えない」のが実情だ。
◆また救急患者の受け入れ拒否も?
第6波の際、救急患者の受け入れを拒否する医療機関が同県内では相次いだという。鹿野院長は「6時間待ちとか、病院に何十件も断られたとか、そういう患者が多くいた。第7波でも同じ状況になるかもしれない」と危ぶむ。
政府は現在、新たな行動制限などを考えていないが、鹿野院長は「これから時間差で、高齢者に感染が広がり、入院患者や重症病床が増えてくる。死者が増えれば、政府はまた行動制限もかけざるをえなくなるのではないか」と予測した。
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July 15, 2022 at 04:00AM
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第7波で首都圏の医療態勢はどうなるのか…BA.5は症状重く、現場は「既にいっぱいいっぱい」:東京新聞 TOKYO Web - 東京新聞
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