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第7波で首都圏の医療態勢はどうなるのか…BA.5は症状重く、現場は「既にいっぱいいっぱい」:東京新聞 TOKYO Web - 東京新聞

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 新型コロナの「第7波」に入り、首都圏の発熱外来の診療が逼迫ひっぱくし始めている。入院病床が再び足りなくなる恐れもあり、現場の医師は警戒を強める。(原田遼)

新型コロナのPCR検査をする職員=埼玉県三芳町のふじみの救急病院(同病院提供)

新型コロナのPCR検査をする職員=埼玉県三芳町のふじみの救急病院(同病院提供)

◆発熱外来患者は1週間前の3倍

 埼玉県三芳町の「ふじみの救急病院」では11日、発熱外来に約770人が訪れ、そのうち約300人が新型コロナ検査で陽性だった。陽性率は39%。鹿野かのあきら院長は「第6波が収束しきる前に増加が始まった。発熱外来患者は1週間前の3倍。急速な流行を実感している」とため息をもらす。

 感染者は20〜40代が中心だ。「第6波の時よりも、患者の発熱、倦怠けんたい感、のどの痛みの程度は強い印象」という。感染が広がるオミクロン株のBA.5について、鹿野院長は「第6波で主流だったBA.1、BA.2よりも症状が強いのでは」と警戒する。治療薬の投与で1泊した患者から、「しんどいので、少し入院させてほしい」という要望もあったという。

 ふじみの救急病院の入院患者は13日時点で21人。2人は重症で、そのうち70代の男性はワクチンの3回接種を済ませていた。コロナ病床は38床あるが、半分の19床はプレハブで、「夏は暑く、あまり使いたくない」という。

 鹿野院長は「既に対応はいっぱい、いっぱい。人手が足りない」。コロナ以外の患者の受け入れも難しくなっている。第6波ピーク時、職員は約200人いたが、PCR検査の診療報酬引き下げや、重症病床削減による補助金の目減りに伴い、現在は約130人の体制に縮小している。「今回は第6波ほどの力では戦えない」のが実情だ。

◆また救急患者の受け入れ拒否も?

 第6波の際、救急患者の受け入れを拒否する医療機関が同県内では相次いだという。鹿野院長は「6時間待ちとか、病院に何十件も断られたとか、そういう患者が多くいた。第7波でも同じ状況になるかもしれない」と危ぶむ。

 政府は現在、新たな行動制限などを考えていないが、鹿野院長は「これから時間差で、高齢者に感染が広がり、入院患者や重症病床が増えてくる。死者が増えれば、政府はまた行動制限もかけざるをえなくなるのではないか」と予測した。

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July 15, 2022 at 04:00AM
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