昨年後期の不振で、A級陥落した川口直人(45=神奈川)がリズムを上げてきた。降級初戦の7月川崎と、直前の小田原で優勝。さばき、伸びと良く、いずれも絶好の展開を逃さなかった。今節まで中2日と過密日程でも、「いい成績は地元神奈川でのもの。他地区を走るときこそ大事だし、状態も問題ない」と、意気込んだ。

初日特選9Rは、西日本単騎の佐山寛明をマーク。その佐山がサラリーマンを経験したと聞くと、「自分も高校を卒業してすぐに就職。本牧で橋を作る仕事でした。佐山君と脱サラ組ラインで頑張る」と、番手の仕事に腕まくり。佐山は「ラインができてうれしい」と闘争心を強くしており、このコンビがS級特昇を狙う山口翼に立ちはだかる。