サザエを水揚げする海女ら＝輪島市の輪島港で
輪島市の輪島港で十日、海女の素潜り漁によるサザエとアワビの水揚げがあり、輪島沖の舳倉島（へぐらじま）や七ツ島周辺から届いた夏の味覚に港は活気にあふれた。
海女漁の船は輪島港か舳倉島を拠点とし、本土の海女は一日の素潜り漁解禁からモズクの採取を続けていたため、サザエとアワビの水揚げは今季初めてとなった。舳倉島の海女は貝類の漁を既に始めていて、島で水揚げされた分は本土とを結ぶ定期船で輪島港に運び込まれている。
午後二時半ごろから漁船が輪島港に戻り、海女や県漁協輪島支所の職員らが網に入れられたサザエをかごに移し替えた。フォークリフトで荷さばき所に運び込まれると大きさごとに分け、職員が手際よく出荷用の箱に詰めていった。
漁協によると、この日の水揚げ量はサザエ二・二トン、アワビ十キロ。漁期は九月末までで漁協担当者は「粒が大きくいいものが入ってきている。旬の味を多くの人に味わってもらいたい」と話した。 （日暮大輔）
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July 11, 2022 at 03:05AM
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