絵本いっぱい、また楽しめるね名古屋で専門店「メルヘンハウス」再開：中日新聞Web - 中日新聞

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３年ぶりに再オープンした「メルヘンハウス」＝名古屋市千種区山門町で

　国内初の本格的な子どもの本専門店として知られ、二〇一八年春に閉店した名古屋市千種区の「メルヘンハウス」が十八日、三年ぶりに実店舗として再開した。

　新しい店舗は、地下鉄東山線覚王山駅近くの同区山門町にある住宅街の一角。午前十時の開店と同時に、待ちわびた親子連れらでにぎわった。旧店舗時代からファンだったという同市守山区の会社員、日比野敦史さん（４８）は、六歳と五歳の娘と一緒に来店。「並んでいる絵本を見て、懐かしさ以上に新鮮な雰囲気を感じた。作家さんなどを招いたイベントも、また開いてくれたらうれしい」と笑顔で話した。

　旧店舗では約三万冊を取りそろえていたが、新店舗では創業者・三輪哲さんの息子で二代目店主の三輪丈太郎さん（４５）が厳選した百種類ほどの「旬の本」を並べる。初日、藍染めの前掛け姿で客を出迎えた丈太郎さんは「子どもたちが絵本をとって読むという光景が見られるのを待っていた。父もきっと喜んでくれると思う」と話した。

　旧店舗は一九七三年に開店。子ども向けの良質な書籍をそろえて長年親しまれていたが、ネット通販の普及などで閉店を余儀なくされた。閉店後、丈太郎さんは本の移動販売や講演会などを続...

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