
水海道二高出身の辻沙絵(26)が28日、陸上女子400メートル(上肢障害T47)の決勝に臨み、58秒98で5位に入った。リオデジャネイロ大会に続くメダルは逃したが、「自分一人ではこの舞台にたどり着けなかった。今ある自分の力は出し切った」と言葉を詰まらせながらも言い切った。 レース後、自らが走り抜けたレーンに向かって深々と頭を下げた。自己ベストは58秒45。辻よりもいいタイムを持つ選手が4人もそろう厳しい戦いとなった。 前日の予選は、59秒98で全体6位で通過。「前半で攻めの走りをしたが、粘り切れなかった」と、後半に失速した。決勝は第8レーン。課題の修正を図り粘ったが、上位選手らに次第に差を広げられた。 生まれつき、右腕の肘から先がない。それでも、小学5年でハンドボールを始めて以来、健常者の中でプレーを続けた。中学卒業後は「強豪校で続けたい」と、生まれ育った北海道を離れ、強豪校・水海道二高の門をたたいた。在学中は度重なるけがに悩まされたが、1年からベンチ入りし、エースに成長し、全国舞台を踏んだ。 パラ陸上との出合いは大学に入ってから。ハンドボールのスポーツ推薦で日体大に進んだが、陸上の適性を見いだされ転向した。短距離で立て続けに日本記録を樹立。転向後1年弱でつかんだパラリンピックの舞台で、銅メダルを獲得した。その後は記録が思うように伸びなかったが、今年4月、自身が持つ日本記録を約2年ぶりに更新し、延期となった東京大会に向けて調子を上げていた。 高校3年間を過ごした茨城は「第二のふるさと」だ。高校時代のチームメートとはLINE(ライン)で近況を報告し合い、「いつも支えてもらっている」。 メダルは届かなかったが、「最後まで粘るレースができた」。テレビ画面を通じて、応援者たちに最後まで戦う勇姿を届けた。
August 29, 2021 at 04:29AM
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東京パラ 「自分の力は出し切った」辻、感謝でいっぱい 陸上女子400、5位(茨城新聞クロスアイ) - Yahoo!ニュース
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