2019年12月に訪れたサーフィン発祥の地「ハワイ」の旅の後編。サーフィンとハワイの海を愛してきた人々、そしてサーフムードを存分に堪能できるホテルを紹介します。(記事中の情報は、取材当時のものです)
サーフィンが人生を豊かにする
ハワイにはサーフィンを愛しともに生きる人々が、さまざまな場面で活躍しています。彼らのつくる作品は購入することができるので、まずは気分だけでも先取りしてみるのもいいかもしれません。

ひとり目に紹介するのは、生まれも育ちもノースショアのアーティストのジャック・ソレンさん。サーフィンやスケートボードで遊び、そこから得たインスピレーションをもとに作品創りをしています。
アクリル絵の具とスプレーペイントを合わせるのが彼の作品スタイルで、パワフルだけど強すぎないパステルカラーは、メローな気持ちにさせてくれます。
「水中カメラで写真を撮ったり、海でパドリングをしたり、波に乗ったり。ブレイクする波を見ているだけで、心のバランスがとれてリフレッシュにもなって何にも代えがたい気持ちになるんです。僕が海で感じる思いをアートを通して伝えていきたい」とジャックさん。
作品はワイキキのショップ「グリーンルームギャラリー」や、彼のウェブサイトで購入することができます。

日系4世のトコロ兄弟は、サーフボードを作るシェイパーをしています。代々受け継がれてきた「トコロ サーフボード」は1990年代にスタートしました。
彼らがシェイプするサーフボードはプロサーファーから絶大な支持を得て、トリプルクラウンの開期中には、多くのオーダーが入るのだそう。プロだけじゃなくもちろん一般のオーダーも受け付けています。 「オーダーしてくれたサーファーの目指すゴールを聞いて、デザインをシェイプしている」という彼らの作るサーフボード、いつか乗ってみたいものです。
サーフシーンを彩った立役者
ハワイのサーフシーンに欠かせないレジェンドたち。共通しているのはアロハスピリット、そしてサーフィンやハワイへの敬意。彼らなくしてハワイのサーフカルチャーは語れません。

取材当時73歳、現役サーファーのクレイグ・スギハラさんは、ノースショアのアパレルブランド「T&Cサーフ デザインズ」の創業者。もともとシェイパーで、世界中の波を乗りこなし、そこでの出会いから新たなサーフボードのフィンを採り入れたところ、有名サーファーがそのサーフボードで大会のチャンピオンに。クレイグさんはサーフスタイルの進化とカルチャーを作ってきた、いわばサーフィン界のトレンドセッターです。
「波に乗っている感覚『Stay stoked』がT&Cのコンセプト。ハワイの波は世界中のどこよりもいい波で、アロハスピリットと波をみんなに経験して欲しいと願っています。ハワイを楽しんで!」

ノースショアの老舗サーフショップ「サーフ アンド シー」を営むのは、ジャクソン・ビルさん。
「かつてノースショアはスローなエリアだった。1983年にトリプルクラウンの大会が始まり、映画の舞台にもなり、多くの人が集まるようになったんです。私にとってノースショアは、居るとほっとできる世界一住みやすい場所。人々はあたたかく、お互いがリスペクトしあいアロハスピリットにあふれています。ビジターにもおすすめです」

私たちが安全に海で遊べるのは、ライフガードがいてこそ。ラルフ・ゴトウさんは、元全米ライフガード協会顧問で元海洋局長、リタイアした現在はボランティアとしてライフガードの活動を支援。1981年にライフガードになって以来、ずっとハワイの海と人々の命を守ってきました。
「海は楽しいアクティビティがあると同時に、死と隣り合わせ。危険な場所でもあることを、心に留めておいて欲しいです。いつでもライフガードに声をかけてください。海を楽しむポイントは四つ。気をつけて、海のコンディションを聞いて、慢心しないように、とにかく楽しんで! This is Paradise!」
August 31, 2021 at 10:20AM
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海を愛する人々とサーフムードいっぱいのホテル サーフィン発祥の地ハワイ(下) - 朝日新聞デジタル
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