
「勝っては売れ、勝っては売れ」の名車Zに思いを馳せ
ロングノーズ、ショートデッキというスポーティ車の存在感を揺るぎないものとしたのは、1969年登場の初代フェアレディZが、その後10年間で世界にておよそ55万台もの販売実績を記録したことにある。世界一美しいクルマと今でも評価されているイギリスのジャガーEタイプを、当時いち早く評価し同じ土俵でそれに打ち勝つほどのスポーツカーを作り出してアメリカ市場に投入していこうという、アメリカのディーラーを経巡っていた日産自動車・片山豊氏の目論見が、まさに的中していったという歴史でもある。 スポーツカーが証明しなければならないクルマの高性能は、アメリカではレース界で注目を浴びるSCCA(スポーツカークラブオブアメリカ)シリーズで見せつけていった。ブロック・レーシング・エンタープライズ(BRE)とタッグを組み、240Zはその実力を遺憾無く発揮する。「日曜に勝ち、月曜に売る」という片山氏の名言が語り継がれているほど。アメリカではダッツン(ダットサンDATSUN)と呼ばれていた240Zはまさに「脱兎」のごとく、1970、1971年とチャンピオンをくすね取ってゆくのだ。 ヨーロッパでは公道舞台の伝統ラリー、モンテカルロ、RACラリーなどで、万人のギャラリーたちを介してその高性能を染み渡らせていった。 アルピーヌルノーA110、ポルシェ914らと渡り合いデビュー早々に上位の成績を収める。1972年にはモンテでラウノ・アルトーネンが3位、前年の1971年アフリカサファリ・ラリーでエドガー・ハーマンが優勝。世界戦となった1973年のサファリではプジョー504、ポルシェ911、フォード・エスコート、サーブ99らを打ち負かしてシェッカー・メッタの240Zが優勝を遂げ、世界ラリー選手権で日本車初の優勝車となる功績を成し遂げたのだった。
August 05, 2021 at 03:05PM
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伝説いっぱいの「初代フェアレディZ」が「アオシマ」のお手軽プラモでついに登場(Auto Messe Web) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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