子ども大好き食べ物いっぱいはらぺこめがね原画展大島絵本館 - 中日新聞

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「あなあなはてな」のドーナツの原画を見学する親子＝射水市大島絵本館で

　射水市大島絵本館は、食べ物をテーマにした絵本が人気のイラストユニット「はらぺこめがね」の絵本原画展を開いている。ユニットが手掛けた「あなあなはてな」（アリス館）と「にくのくに」（教育画劇）の原画計五十二点が並ぶ。三十日まで。

　ユニットは、原田しんやさん（徳島県生まれ）と関かおりさん（大阪府生まれ）の夫婦で二〇一一年に結成。「食べ物と人」をテーマに活動している。

　「あなあなはてな」は、ドーナツなど穴の開いた食べ物の秘密を紹介。絵本に登場するドーナツを再現した飾りを持って記念撮影できるコーナーもある。

　「にくのくに」は、肉の国の一番の王様を決める物語。ローストビーフ王やカラアゲ王など個性の強い王様が肉料理と次々と登場し、見ているとおなかがすいてきそう。

　一歳の娘と訪れた市内の女性（２６）は「子どもが好きそうな食べ物の絵ばかり」と話し、子どもとドーナツを食べるまねをして楽しんだ。

　同館の麦谷貴子さんは「食べ物一つ一つの質感がすごく伝わる作品。見ていると元気になれます」と話している。

　開館時間は午前九時半〜午後五時半。月曜休館。入館料は一般六百円、高校生三百円、小中学生百円、未就学児は無料。（武田寛史）

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