正倉院展宝物 見所いっぱい - 読売新聞オンライン

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　「第７４回正倉院展」（２９日～１１月１４日）の開幕を前に、奈良市の東大寺総合文化センターで２３日、特別公開講座「正倉院展を深く味わう２０２２」が開かれた。奈良国立博物館の元学芸部長で、帝塚山大学客員教授の西山厚さんが、今年の正倉院展の内容を語った。

　講座は正倉院展に合わせて毎年開かれており、この日は約１５０人が参加。

　西山さんは、今年展示される「 漆背金銀平脱八角鏡（しっぱいきんぎんへいだつのはっかくきょう） 」などの宝物の画像を示しながら見所を紹介。正倉院には、聖武天皇に関する宝物の北倉、東大寺の宝物の南倉、様々な献納品の中倉があると説明し、「鑑賞する際、宝物がどの倉のものかを確認するとより楽しめる」と助言していた。

　受講した生駒市の男性（８６）は「講師が博物館で働いていた頃の話もあり、面白くて分かりやすかった。正倉院展に行くのが楽しみ」と話していた。

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October 24, 2022 at 03:00AM
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