県立ひのくに高等支援学校（熊本県合志市）が、昨年度の全日本学校関係緑化コンクール「学校環境緑化の部」で、特選の文部科学大臣賞を受賞した。受賞は２０１７年度に続き２度目。学校の緑化に加え、地域にプランターを配るなど校内外での活動が評価された。
「苗は真っすぐ」「花びらを避けて水をかけて」
１９日の５時間目。教諭の指導の下、２年生３６人がプランターにパンジーの苗１３０株を植え付け。同校は年２回、「地域花いっぱい＆クリーン大作戦」と銘打ち、市役所や高齢者施設など約２０カ所に生徒が育てたプランターを贈っている。
「地域－」は開校した０１年から実施しており、プランターを配るほか、全校生徒で学校周辺を清掃。同校は軽度の知的障害のある生徒が通っており、園芸科の永野誠教諭は「卒業後は一般就労など自立を目指す。そのためには周囲の理解も必要で、緑化活動は地域と関わる良い機会」と語る。
今回の受賞は、活動の継続性と、学校正門前の植樹や花壇の整備など校内での緑化活動も評価された。生徒会長の益田大輝さん（１７）は「２回も受賞でき、誇りに思う。活動を通して地域を学びたいし、学校のことも知ってほしい」と話している。（深川杏樹）
November 29, 2021 at 10:03AM
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花いっぱい作戦「特選」に 全日本学校緑化コンでひのくに高等支援 プランター地域に配る｜熊本日日新聞社 - 熊本日日新聞
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