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ユーモアいっぱい、英国式ピクトグラムの標識って?|特集|Travel|madameFIGARO.jp(フィガロジャポン) - フィガロジャポン

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文・写真/坂本みゆき(在イギリスライター)

車の運転をする際に、必ず目にする道路標識。イギリスでは日本とは逆で、青地に白抜きの文字は高速道路を示し、緑に白抜きは幹線道路となっている。そして、これらとともによく見かける茶色に白抜きの標識は、観光施設の場所を指し示すもの。通称ブラウンサインとも呼ばれている。

このブラウンサインの発祥地は実は1970年代のフランスらしい。イギリスに入ってきたのは80年代になってからだったとか。最初は文字だけで、のちにピクトグラム(絵文字、視覚記号)が付け足されたと言われている。

フランスを旅していてブドウの絵がかかれたワイン醸造所の標識を見た記憶があるので、いまでは各国がピクトグラム付きの標識を採用していると思うのだが、イギリスにも、たとえばロウソクと燭台はアンティークセンター、マナーハウスのような瀟洒な建物ならば歴史的建造物など、この国らしいピクトグラムがいろいろとある。

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上部の標識の上にあるマナーハウスは歴史的建造物を示すもの。その下のどんぐりは自然保護団体ナショナルトラストのロゴで、そのままブラウンサインに使われている。右下のように、当てはまるピクトグラムがないものは文字だけのサインとなるらしい。

現在使われているブラウンサインのピクトグラムは全部で93種。シンプルながらも、どこかユーモラスで味わい深くて密かなファンも多いらしく、ブラウンサインに特化した個人サイトを運営しているオタクもいるくらいだ。

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イギリスはいまロックダウン中で遠出はできないものの、散歩の途中に見かけたものをご紹介してみよう。

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ベッドはホテルのサイン。さもありなん。

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可愛らしい蒸気機関車は鉄道ミュージアムもしくは観光用の蒸気機関車施設を指し示したもの。このように文字はなく絵だけでその位置を示す場合も多い。

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どんぐりのナショナルトラストと並ぶ、赤いイングリッシュローズはイングランド観光協会認定の観光地を意味している。

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旗はなんだと思いますか?正解はゴルフ場。

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大英博物館の正面玄関を思わせる建物にMの文字はミュージアムを示している。

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ミュージカル「オペラ座の怪人」の主人公のお面のようなピクトグラムは、劇場やミュージックホールのサイン。

ワクワクさせてくれるはずの観光施設を指し示すサインが、軽やかな色ではなくなぜ茶色?とも個人的には思うのだけれども、自然に囲まれた景色の中などに設置されることも多いので、この落ち着いた色味がしっくりとくるのかもしれない。

旅行ができるようになってイギリスを訪問する際には、ぜひ探してみてほしい。ほかにも楽しいデザインのピクトグラムがたくさんあるから。

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March 05, 2021 at 06:21AM
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