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10月いっぱいまでハチ刺されに要注意 命を奪うアナフィラキシー ... - 産経ニュース

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ツマアカスズメバチ(フマキラー提供)

7月から10月にかけて活発に動くハチには注意が必要だ。ハチに刺されるとアナフィラキシーを起こし、症状が激しいと命に関わることがある。ハチ毒は短時間で症状が現れるため、適切な対処が求められる。

厚労省の人口動態統計によると、令和3年にスズメバチ、ジガバチ及びミツバチに刺され、アナフィラキシーショックなどで亡くなった人が15人。うち男性が10人、女性が5人。いずれも家の庭や農場などで刺されている。日用品を扱うフマキラーは「ハチが活動的なこの時期に巣に近づくと被害に遭うことがあるため、ハチに出会っても刺激しないように」と注意を促している。

日本アレルギー学会によると、ハチ毒によるアナフィラキシーは、アシナガバチ、スズメバチ、ミツバチの順に多く、猛毒を持つとされているスズメバチ以外でもアナフィラキシーが起こるという。

ハチ毒に詳しい獨協医科大学埼玉医療センター呼吸器・アレルギー内科の平田博国准教授によると、アナフィラキシーはアレルギー反応の一種であり、発症後、短時間で全身に症状が現れるのが特徴。ハチ毒の中にはアレルギー反応を起こす成分のアレルゲンやヒスタミンが含まれており、アレルギー症状を引き起こす。

ハチ毒の場合、反応時間が早く、ハチに刺されてから約10分以内には症状が現れ、主に全身のじんましんや紅斑などの皮膚症状に加え、吐き気や腹痛、呼吸困難、血圧低下などの症状が出るアナフィラキシーを引き起こすという。

アレルギー症状の多くは2回目以降に刺された際に発生しやすく、1、2年以内に再び刺されるとアナフィラキシーを起こすリスクが高まる。そのため、ハチに刺されたことがある人やアナフィラキシーの経験がある場合は、病院で抗体を測り、エピペン(アドレナリンを自分で注射する薬)を携帯することも大切だという。

平田准教授は、「アナフィラキシーを起こしそうな場合、『30分間』は安静にして動き回らない。一人の時は誰かに連絡し、症状が出たらすぐに救急車を呼び、エピペンを持っているなら打つ」と話す。

また、ハチに刺されないように黒いものを身に着けないように心掛けるとともに、頭が刺されやすいので、白い帽子を被るなどの対策が有効だという。

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August 24, 2023 at 06:00AM
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