ニューヨークの荒れた路面ではどんな車でも苦労するが、ソロの乗り心地もあまりよくはなかった。凹凸があるとそれがすべて座席に伝わってくる。もっとひどい路面になると跳びはねるような感じになる。ブレーキをかけるには意外と力がいるが、それにはすぐに慣れた。
エレクトラ・メカニカの「ソロ」。
Tim Levin/Insider
ソロの小ささは、駐車したり、狭い駐車場で運転したりするときなど、さまざまなシチュエーションで明らかに大きな長所だと思うが、運転の荒いドライバーの多いマンハッタンでは負担になるかもしれない。
試乗中、周囲を走る大型SUVやピックアップ、トラックからはまったく見えていないだろうと何度か感じた。視認性を高めるためにショッピングカートやリカンベント自転車に付いているようなフラッグが必要なのではないかと真剣に考えた。
エレクトラ・メカニカの「ソロ」。
Tim Levin/Insider
ソロを試乗して一番良かったのは、注目されたことだ。どこへ行っても、人々は笑顔でソロを指差し、首を伸ばして靴の形をした小さな車のようなものが静かに走っているのを見ようとしていた。多くの人が行きかう横断歩道から、目を輝かせて手を振ってくれる人もいた。こんなことはめったにない。
結論
ソロは巧みに走ることができ、駐車場の最も狭いスペースにも停めることができる。また、一般的な車よりもはるかに燃費がよく、走っているとたくさんの人が笑顔を向けてくれる。合理的に考えれば、ソロでニーズが満たされるということに気が付く人は多いだろう。しかし、スマート フォーツー(Smart ForTwo)やフィアット500(Fiat 500)といったコンパクトカーがあまり売れなかった国では、多くの売り上げは見込めないかもしれない。
エレクトラ・メカニカの「ソロ」。
Tim Levin/Insider
ソロを試乗して感じたのは、通勤用というより、大学構内のパトロールや駐車違反の取締りなどの用途としての可能性の方が大きいのではないかということだ。そして、マーケットも同様の考えのようだ。
「10月以来、100台あまりのソロを納車してきたが、そのうち約60%が商用だ」と、エレクトラ・メカニカのケビン・パブロフ(Kevin Pavlov)CEOは教えてくれた。商用と乗用が半々くらいになるだろうという彼の予想は外れたようだ。
エレクトラ・メカニカの「ソロ・カーゴ」。
Tim Levin/Insider
パブロフによると、商用車としてソロが好まれる理由は、コストが低く、なおかつ人目を引く動く広告塔にもなるからだという。エレクトラ・メカニカでは、トランクルームを拡大した配送用の「ソロ・カーゴ」も2022年内に納車を開始する予定だ。大きなピザが12枚、2リットルのソーダが4本入るという。
ソロは都市交通の常識を覆すのだろうか。それを達成するために十分な台数を販売できるのかどうか、私には分からない。しかし、この3輪EVは、大胆で奇妙なもの、あるいは超効率的なものを求める消費者に対して興味をそそるユニークな車としてアピールできるだろう。それは間違いない。
[原文:I drove an $18,500, 3-wheeled electric car with 1 seat and big dreams]
(翻訳:仲田文子、編集:Toshihiko Inoue)
May 14, 2022 at 01:00PM
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