Search

「後悔と申し訳なさでいっぱい」富田林2歳女児放置死の裁判 主犯とされる祖母が涙ながらに証言 - goo.ne.jp

ippai.prelol.com

 2歳の女の子が手足を縛られた上、ベビーサークルに閉じ込められ、その後、熱中症で死亡した事件の裁判で、21日、事件の主犯とされる女の子の祖母が証人として出廷し、「後悔と申し訳なさでいっぱいです。一番の責任は私にあると思います」と涙ながらに証言しました。

 無職の桃田貴徳被告(52)は去年6月、内縁関係にあった小野真由美被告(47)とともに大阪府富田林市の自宅で、小野被告の孫の優陽ちゃん(当時2歳)の両腕と両足を粘着テープで縛った上、ベビーサークルの中に閉じ込めて、熱中症で死亡させた逮捕監禁と保護責任者遺棄致死の罪に問われています。

 今月16日から始まった桃田被告の裁判員裁判では、当時の優陽ちゃんの具体的な監禁の状況が明らかになりました。

 優陽ちゃんは両腕と両足を粘着テープで縛られた上でベビーサークルの中に閉じ込められ、さらに側面や上部には板が張られていたといいます。優陽ちゃんが死亡する直前の2日間に与えられたのは、「コップ一杯の水だけだった」(小野被告の四男の供述調書)といいます。一方、桃田被告や小野被告らは、USJ近くのホテルに連泊していて、事件当日も宿泊する予定でした。

小野真由美被告(去年6月)

 桃田被告は、「ベビーサークル内は一番安全な場所だと思っていた。私はベビーサークル内に(優陽ちゃんを)入れていない」「小野被告とは内縁関係を解消しており、自分には監督責任はない」と無罪を主張しています。

 裁判では、桃田被告が優陽ちゃんを保護する立場にあったか、小野被告との共同正犯が成立するかなどが争わる中、公判が始まっていない小野被告がどのような発言をするかが注目されていました。

■小野被告「一番の責任は私にある」「旅行は楽しくなかった」

小野真由美被告(画:竹本佐治)

 21日、チェック柄のズボンに茶色の上着を羽織った小野被告は、少しやつれたような様子で証人として出廷しました。弁護側から今の心境について問われると、20秒ほどの沈黙の後、「後悔と申し訳なさでいっぱい」とすすり泣きながら、時折、つまりながらゆっくりと答えました。そのうえで、優陽ちゃんに対してどう思うかを問われると、「やっぱりごめんなさいという気持ちはあります。一番の責任は私にあると思います」と証言しました。

 また、ベビーサークルの中に優陽ちゃんを閉じ込めるようになった経緯について、小野被告は「(優陽ちゃんを)自由にすると、飼っている猫のペットフードを食べたり、トイレ用の砂をまき散らしたりするため、はじめのうちはバウンサーや家の中にベビーカーを持ち込んで、その中に入れて見守っていた。その後、育児について、大阪府のこども家庭センターに相談したところ、『ベビーベッドをサークル状にして使ってください』と言われたので、ベビーベッドの中板を外して、ベビーサークルに改造して、使用するようになった」と説明しました。

 そのうえで、ベビーサークルの側面に木の板を貼ったり、蓋をつけたりしたことや、優陽ちゃんの手足を縛っていたことについては、いずれも小野被告の発案だったと認めた上で、材料の買い出しや実際の改造作業については「桃田被告とともに行いました」と証言しました。

 優陽ちゃんを閉じ込めたまま、桃田被告と、桃田被告と小野被告との間の子ども(当時5)とUSJに遊びに行ったことについては、「直前に桃田被告と別れ話をしているところを子どもに見られ、子どもが落ち込んでいたために喜ばせようと思って旅行に行った。全然楽しくなかった。優陽を置き去りにして、旅行に行ったことについては桃田被告には伝えていない」と説明しました。

 小野被告に対する証人尋問は24日にも行われる予定です。

Adblock test (Why?)


November 21, 2023 at 11:46AM
https://ift.tt/p7sOYoG

「後悔と申し訳なさでいっぱい」富田林2歳女児放置死の裁判 主犯とされる祖母が涙ながらに証言 - goo.ne.jp
https://ift.tt/YMz2V0w
Mesir News Info
Israel News info
Taiwan News Info
Vietnam News and Info
Japan News and Info Update

Bagikan Berita Ini

0 Response to "「後悔と申し訳なさでいっぱい」富田林2歳女児放置死の裁判 主犯とされる祖母が涙ながらに証言 - goo.ne.jp"

Post a Comment

Powered by Blogger.