サッカーのワールドカップ（Ｗ杯）カタール大会に出場する日本代表は１７日、アラブ首長国連邦のドバイでＷ杯出場国のカナダ代表との国際親善試合を行い、１―２で逆転負けした。日本は８分に相馬が先制ゴールを挙げたが、２１分にＣＫから追いつかれ、後半ロスタイムにＰＫを決められた。
日本はＷ杯前最後の実戦を終え、２３日にグループリーグＥ組初戦のドイツ戦に臨む。
身長１メートル６６の相馬が抜群の抜け出しから大柄なＤＦの背後を取って先制ゴール。Ｗ杯前最後の一戦で、「特長」を見せつけた。
２列目右で先発。プレーを始めて数分、「瞬発力なら負けない」と直感した。その自信を柴崎も感じ取ったのだろう。８分、カウンター攻撃で司令塔が迷いなくＧＫとＤＦの間に放り込んだロングパスに相馬は目いっぱい足を伸ばして触れ、ネットを揺らした。堅守のカナダから鮮やかに奪ったゴールに「強い相手にこういう形で得点できるとわかったのが収穫」と胸を張った。
７月の東アジアＥ―１選手権での活躍をきっかけに９月の欧州遠征に呼ばれ、そのままＷ杯本大会のメンバー入り。本人は「滑り込みを狙って滑り込めた」と笑うが、この短期間に示したプレーの質と価値がそれだけ高く、印象的だったからこその選出と言える。
後半には左に移り、終盤ワントップのすぐ後ろを担うシャドーも務めてフル出場した。チームにけが人が相次ぐ中で攻守に元気な姿を見せ続け、「チームのオプションになった」と森保監督。豊かなスピードに献身性。大舞台で賭けてみたくなる重要な要素が、相馬にはある。（ドバイ 西井遼）
森保監督 「結果として残念だが、全体のコンディションを上げること、戦術的な確認、システムを変えていくという部分で、Ｗ杯本番に向けてすごくいい準備ができた試合になった」
November 18, 2022 at 08:38AM
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相馬、目いっぱい足伸ばし堅守カナダから先制ゴール「強い相手にこういう形で得点できる」 - 読売新聞オンライン
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