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危機感いっぱいの大関友久が最速の名乗り「もちろん狙っていく」 - 西日本新聞

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 ソフトバンクの大関友久投手(24)が来季の開幕投手に“チーム最速”で名乗りを上げた。藤本監督も全員にチャンスがあると明言。今季は7勝を挙げるなど先発ローテーションの一角として飛躍のシーズンを過ごした一方で、さらなるレベルアップの必要性を痛感。このオフ、直球にさらに磨きをかけることを誓った左腕が「3・31」に照準を合わせた。

 目指すのは「3・31」。本拠地ペイペイドームの真っさらなマウンドだ。「もちろん狙っていく」。来季4年目を迎える左腕がチームで初めて来季の開幕投手に名乗りを上げた。

 今季、3年ぶり3度目の大役を務めたエース千賀が米大リーグ挑戦を表明。藤本監督は「来年は誰になるか分からない。みんなチャンスある」と開幕レースの号砲を鳴らした。ライバルには東浜や石川ら実力者たちが居並ぶ。大関も「実績とかの部分で考えたら足りない」と自覚するが、「期待してもらえるくらいの状態で2月に入れたら」と引くつもりは一切ない。

 3年目の今季はプロ初先発初勝利を挙げると、7勝をマーク。球宴にも初選出されるなどブレークの1年となったが、8月に腫瘍摘出手術で離脱。それでも終盤に1軍に復帰すると、秋季キャンプにはフル参加し、最終日にも約70球投じるなど、不安はない。

 1月の自主トレは筑後で理想の直球を追い求める。「目指すところが何かと冷静に考えたときに、今のままじゃいけない。一番自分の武器になるし、土台になるのがストレート。そこを見つめ直したい」

 繰り返し口にするのは「レベルアップしないと」という言葉。「間違えたらローテにも入れず、1軍にも入れないこともあり得る。今年1年間ローテーションで回らせてもらっただけで、『来年も』というわけではない」と甘えを一切なくし鍛え上げる。

 来季の開幕戦はロッテと対戦。5月7日にプロ初完封を達成した相手だ。「いいイメージがある。そこは消さずに」と自信を胸に信じた道を突き進む。(鬼塚淳乃介)

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November 29, 2022 at 04:00AM
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