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1歳の渡米移植募金、1カ月で目標額に 親「感謝で胸いっぱい」 - 毎日新聞

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心臓移植を待つ葵ちゃん。よく笑う女の子だという=あおちゃんを救う会提供 拡大
心臓移植を待つ葵ちゃん。よく笑う女の子だという=あおちゃんを救う会提供

 重い心臓病を患う東京都豊島区の佐藤葵(あおい)ちゃん(1歳1カ月)が米国で心臓移植を受けるための募金が目標額の5億3000万円に達した。12日、支援組織の「あおちゃんを救う会」が明らかにした。

 3カ月の募金を予定していたが、開始から1カ月で目標額になった。同日オンラインで会見した葵ちゃんの父、昭一郎さん(41)は「募金を始める前は『こんな金額を集められるのか』と不安でした。何万もの方から支援していただき、驚きと感動と感謝で胸がいっぱいです」とお礼を述べた。母の清香さん(38)は「(心臓移植への)スタートラインに立たせていただいた。励まされる機会が多く、勇気づけられた。(葵ちゃんを)全力で支えたい」と語った。

容体は安定、1月下旬にも渡米

 夫妻は、移植手術を受けるコロンビア大病院へのデポジット(保証金、3億7000万円)支払いや医療用チャーター機の手配など準備に入り、早ければ来月下旬にも渡米する予定。

 葵ちゃんは心臓のポンプ機能が落ちて血液を送り出せない重度の心臓病で、小児用補助人工心臓(エクスコア)を装着して移植まで命をつないでいる。血栓ができたことから、2週間前にエクスコアのポンプを交換する手術を受けたが、現在は容体が安定している。最近はよく笑い、好き嫌いや「構ってほしい」などの感情が分かりやすくなるなど成長も感じられるという。

 日本国内で心臓移植を待つ10歳未満の患者は44人(10月末現在)いる一方、これまでにあった6歳未満からの臓器提供は25件にとどまる。一昨年と昨年の年間提供数はコロナ禍の影響もあり3件ずつだ。

 会見で、昭一郎さんは「『移植を受けさせるのか、みとるのか』と判断を迫られた際、日本の臓器移植を取り巻く厳しい環境はすぐに変わらないと割り切った」と渡航移植をめざす理由を述べた。また、清香さんも「国内で移植できればそれに越したことはない。現状が現状なので、渡航移植に進むしかなかった」と苦しい胸の内を語り、渡航移植が苦渋の選択だったことをうかがわせた。【倉岡一樹】

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December 12, 2022 at 07:20PM
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