プロ野球、日本ハムのキャッチャーで、40歳の鶴岡慎也選手が現役引退を表明し、「やりきった気持ちでいっぱいです」と19年間のプロ生活を振り返りました。
鶴岡選手は2003年から2013年まで日本ハムに所属し、この間には現在、大リーグ・パドレスに所属するダルビッシュ有投手とバッテリーを組むなど主力選手として活躍しました。
ソフトバンクへの移籍をへて、2017年のオフに日本ハムに復帰し、おととしからはバッテリーコーチも務めるようになりました。
鶴岡選手は11月、球団から来シーズンは選手としての契約を結ばないことを伝えられたあとに退団して、現役続行を希望していましたが、引退を決断しました。
鶴岡選手は引退会見で19年間のプロ生活を振り返り、「やりきった気持ちでいっぱいです。子どもの時に、プロ野球の選手を目指して、実際になれて、夢のような時間で、すばらしい時間だった」と時折、声をつまらせながら話しました。
印象に残っているシーンとしては、日本ハムが2006年に日本一になったことをあげて、「あの年は1軍に定着して初めての年だったので、何もわからず、がむしゃらに1試合、1つのプレーに命をかけてやっていた。日本ハムが北海道に根づく1ページに立ち会えた幸せは、これからの人生に生かしていきたい」と話しました。
バッテリーを組んで印象に残っているピッチャーは誰だったかという質問に対しては、「ダルビッシュ投手がいなければ、僕はここまでになっていなかったと思うので、本当に感謝している」と述べたうえで、直接、引退を報告したことを明かして、「会話の内容は2人の秘密だが、本当にすべてが報われたような気持ちになった。すばらしい人間になっていました」と笑顔で話しました。
会見の最後には、同い年で、日本ハムで一緒にプレーした田中賢介さんから花束を手渡され、ねぎらいのことばをかけられていました。
December 13, 2021 at 05:14PM
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日本ハム 鶴岡慎也 引退会見「やりきった気持ちでいっぱい」 - NHK NEWS WEB
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